当店の感染対策で取り扱っている 弱酸性次亜塩素酸水について

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5月29日(金)NITE(製品評価技術基盤機構)より「次亜塩素酸水」等の販売実態についてと「次亜塩素酸水」の空間噴霧についてのファクトシート(まとめ)の報告が経産省にあり、これを受けて報道番組にて次亜塩素酸水が取り上げられていました。
誤解を生む表現や、解りにくい点が多々ありましたので、以下に簡単ですがご報告いたします。

■ファクトシートの概要
●現時点において、「次亜塩素酸水」が新型コロナウイルスへの有効性は判定に至らず引き続き検証試験を実施する。
●現在販売されている「次亜塩素酸水」が、「次亜塩素酸ナトリウム」等名称があいまいだったり、濃度やphが明記されていない怪しい商品が多い。
●とりあえず噴霧すれば空間除菌となるような商品がある。
●厚生労働省からの注意として、施設等において次亜塩酸素ナトリウム液の噴霧は、「吸引すると有害であり、効果が不確実であることから行わないこと」としている。

■当店で使っている弱酸性次亜塩素酸水『(アクア・サン70)』の成分・製法について
高度サラシ粉(殺菌料)とph調整剤製剤を混ぜ、特殊製法で調整した次亜塩素酸水です。食品衛生法を
クリアし、塩素濃度はウイルス対策に有効な80ppm、phは弱酸性を示す5.5となります。

■安全性について
●第三者機関の財団法人食品農医薬品安全性評価センターでの試験結果
急性経口毒性試験】
マウスを用いた7日間の試験の結果、死亡例、異常例、体重変化が認められませんでした。
【細胞毒性試験】
ヒト培養皮膚モデルにおける皮膚刺激性試験を行い、試験結果は細胞生存率の平均値は90%を上回ったため,皮膚刺激性は非刺激性と評価されています。
●空間噴霧について
超音波噴霧器にてアクア・サン70を2倍希釈して空間噴霧することの安全性について、前述の急性経口毒性試験、細胞毒性試験において安全性を確認していること、空間噴霧の場合塩素濃度50ppm以下にする事で安全であり、かつ、ウイルス対策の効果を期待できると判断し当店では行っています。
なお、NITEの報告で「消毒薬」と「次亜塩素酸ナトリウム」の噴霧については、有害であり、不確実であることから行わないこととしているとありました。濃度の高い「次亜塩素酸ナトリウム」を水溶液の理解なく噴霧することは間違いなく危険です。そのことについて報道しようとしたと考えられますが、「次亜塩素酸水」までが効果なしというのは偏向報道になっているのが否めません。(なんとも誤解を生む表現は止めて欲しいです。)
厚生労働省(労働安全衛生法)で塩素ガス8時間曝露での許容濃度は0.5ppmと決められています。
アメリカの産業衛生専門家会議でも日本と同じく0.5ppmと決められています。
この基準に対して、アクア・サン70を40ppmで噴霧し、ガス検知管法により計測した結果、0.05ppmと許容濃度基準値の1/10そいうことが確認されています。

■ウイルス有効性について
アクア・サン70によるノロウイルスに対する直接的なウイルス不活化効果のデータはとれていません。(データを取ろうにも取れない)
しかしながら、厚労省のノロウイルスに関するQ&Aなるものがあり、「次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)でウイルスを失活化できます。と記載されています。
アクア・サン70(80ppm)が、次亜塩素酸ナトリウム(100ppmおよび200ppm)と同等の殺菌効果を有することを確認するために、同じ条件下で試験を行いました。試験の結果は、次亜塩素酸ナトリウム(100ppmおよび200ppm)と同等の殺菌効果を有することが確認されました。
(第3者機関である株式会社ファルコライフサイエンス様の試験番号23-YK10350)

■私たちのまとめ
次亜塩素酸水は取り扱い方、使用期間(有効濃度期間)濃度、ph値を適切なものを使えば非常に有効であると考えられます。
今後、次亜塩素酸水の新型コロナウイルスへの有効性のレポートが出てくると思われます。
新型コロナウイルスに限らず、上記においてのウイルスへの有効性を鑑みて、当店では継続的に利用していく方針です。

きらめきランドリー北郷店